10/8 大倉くんと高橋くん
曲を作る上で、降りてくる派とそうでない派がいるって話
大倉「ウチの安田が曲作ったりするんですけど、なんとね降りてくる派なんですよ」
高橋「えー!!その感覚を聞きたい」
「降りてくるのも見てるんですよ。俺とすばるくんは」
「見てるって、何が降りてきたの!?」
「メロディーが降りてきた瞬間」
「(笑)」
「(笑)」
「目に見えないものじゃないですか」
「そう!」
「メロディーというのはさ」
「俺らはね!」
「なんかピーン!ってなんの?安田くんが」
「ヤスはね、歌番組で、特番みたいな何時間もある。俺らの出番が終わって、楽屋までの廊下を歩いてたんですよみんなで。で、「あっ!…あっ!」とかなんか言ってんすよヤスが。「なになに?」とか言って、「あぁ!降りて…降りてきたっ!降りてきたっ!」とか言って走って楽屋まで行ったんすよ。そのままボイスレコーダーにメロディーだけ歌って。」
「すげぇ~」
「でもちょっとですよ」
「なんかフレーズなんだ。Aメロなのか、Bメロなのか、サビなのか」
「そうそう。その瞬間を2、3回見てるんすよ」
「2、3回も!?」
「二人で一緒にゴルフ行ってて」
「ゴルフ中に!?」
「ゴルフ中に。僕がティーショット打とうと思ったら、前の人がいたからすぶりしてて、口ずさんでるんですねなんか。鼻歌みたいな。」
「ゴルフやってるときも」
「そう。音楽聴いてたのその時。スピーカーで、前の人に聞こえないくらいで流してたの。俺らだけが聞こえるくらいの。で、(西野カナの)涙色って曲やったかな?確かありますよね。涙色っていうフレーズだけで違うメロディーつけだしたしたんすよヤスが。それ聞きながら、よう違うメロディー歌えるなって思いながら。涙色って歌いながら「大倉どう?めっちゃよくないこれ」って言って。「いや、わからん」って言って、だって完成された西野カナさんの涙色が聞こえてるわけやから、「それわからんわ~」って言って」
「そりゃぁ西野カナさんの聞いときたいよね」
「そりゃぁね」
「いくらそこで安田くんがいいメロディー浮かんでたとしても、アカペラだしね」
「ゴルフウェア着たおっさんの歌声よりね。」
「(笑)」
「肩でも出してるであろう西野カナさんのほうがいいじゃないですか」
「まぁ、そうですよそりゃ。でもね、ミュージシャンからすると、安田くんみたいな人はもう本当に鏡ですわ。アーティストの鏡ですよ」
「でもやっぱりそれを考えると、ヤスって気質的そういう人なんだなって思いましたよ。」
「安田くんって絵も描くでしょ?」
「絵も描く」
「書いてる楽曲とかも聴かせてもらったことあるんですけど、俺なんかよりすごいシンガーソングライターだなって思うもん」
「えーそうなの?」
「なんかもう指で描くとか言ったりするじゃん。絵描くとき筆をつかわないときあるよっとか。みんなでお酒呑んだりとかさ、ごはん食べたりときとかあるじゃないですか。「シラフで書くときと少しお酒を入れてから書くのとではまた違うんだよねー」とか語られちゃうとさぁ、「へぇー歌を歌う人ってそうなんだー」って俺が言っちゃうもんね。」
「なんでやねん。共感じゃないんかいそこは」
「曲作る人ってそうなんだーって隣で俺が聞いてるっていうのがさぁ、悔しくもならない。あれだけ天才肌だと。」
大倉がウチの安田ってすごいでしょって言ってるかんじなのも、もちろんすごい嬉しいんだけど、なにより優くんに安田くんのこと褒められるとめっちゃ嬉しい。安田くんがそもそも優くんの曲が好き、すごい尊敬しているみたいなかんじなのに、その本人から「俺なんかよりすごいシンガーソングライターだもん」だなんて言われて。もし、この回のラジオを安田くんが聞いてたら、嬉しいって気持ちと、いや~もうそんなそんなって恐縮してる様子が目に浮かぶ(笑)大倉は安田くんのことそう言ってもらえて、すごい嬉しかったんだろうなぁ。もしかすると、次安田くんと会ったときに優くんがこんなこと言ってたよってことを言うかもしれないね。
私の中で、安田くんの作る曲と優くんの作る曲って全く違うイメージがあって、どちらも好きだし、すごいなぁって思うんだけど、優くんってどちらかというとメッセージ性とか歌詞に力を入れてるイメージがあるのに対して、安田くんって音に力を入れてるイメージがあるんだよね。Dye D?とかが特にそうで、情景とか感情を言葉じゃなくて音で表わそうってしてるのが感じられる。クルトンとかも。工場の様子を音で表わしていて、すごいなぁって思ったもん。で、たぶん歌詞書くよりも、音楽を作るほうが得意な気がするし、そっちのほうが作ってて楽しいんじゃないかなってかんじ。
優くんと安田くんって曲作りの仕方が全然違う気がするから、そのことについてまたいつか、二人で酒でも呑みながら語り合ってほしいなぁ。